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ブラウン神父を見た

 AXNミステリーでブラウン神父が放送している。ちなみに原作は読んだことがない。
 ロビンはクリスティにはまってからミステリーが好きなんだと思っていたが、単にイギリスを舞台にしたミステリーだけが好きなんだということに気づいた。ちょっとした小道具とか、建物とか、村の雰囲気とか、仲がいいんだか悪いんだかわからない隣人たちとか。だめだこりゃ
 それはそうと、ブラウン神父もので、放射能が関わってくる話「悪魔の塵」を見た。始めに「1950年代が舞台なので、放射能への理解が間違っているシーンが出てきますがごめんなさい」みたいなテロップが出てきたのでびくびくしていたら、放射能についての考証は結構しっかりしててワロタ。以下ネタバレ注意。

 父親が原子力関係の研究者であることと、原因不明の奇病であることから村人から色眼鏡で見られている少女。ブラウン神父は父親を集会に招いて原子力について講演してもらい、村人たちの偏見をなくそうとする。父親はガイガーカウンターを使って、放射能は自然のものであり、自然物からも微妙に発生していて無害であると説くが、全く理解されない。助手のマクイーシー夫人が先陣を切って貶め、少女には出て行って欲しいとまで言ったので、神父大激怒。その翌日、くだんの少女が失踪してしまった! 部屋には担当の医師らしき人物との赤裸々な情事をしるした日記が! 村人たちも後ろめたい気持ちから少女捜しに参加するが、ガイガーカウンターを使ってみたりとどうもとんちんかん。一方少女を担当していた医師は関係をがんとして認めない。それもそのはず、その日記は思春期をこじらせちゃっただけの妄想日記だったのだ! はずかC!
 そこで新しく浮上したのが出入りの配管工。彼は少女の母親が結婚する直前に関係を持った相手で、少女の父親だったのだ(調べたら黒人から隔世遺伝で白人が生まれることがまれによくあるらしい)。少女の奇病は、配管工の手に出来た炎症が、背中に触れられたときにうつってかぶれたから。配管工はアスベストにやられて肺ガンを起こしており、もはや余命いくばくもない。少女失踪の経緯は、自分の本当の父親を知った少女と両親がケンカし、医師と駆け落ちして逃げようと思い詰めたが追い返されて、血染めのシャツを捨てて捜査を攪乱しつつ、森に隠れていただけだったのだ。少女を見つけ出した神父は、それだけの度胸があれば家にも戻れると説得する。次の礼拝の日曜日、配管工と仲良く腕を組んで教会に来た少女の姿があった……

 結局は少女の家出騒動だったが、恥ずかしい日記を世間に大公開されちゃったのに堂々と出歩き、なおかつマクイーシー夫人をやりこめていたので、メンタル強いなと思いました。
by Robin96 | 2013-10-30 11:24
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