7月2日

 ロビンのとこの院生室には冷蔵庫もある。ここにお茶とか牛乳とかプリンとかいれておけば、冷え冷えのものが飲めたり食べたりできるわけである。ロビンはお茶を忘れたときとか、金がないけど甘いもんが食べたくなったとき用に、もらいもんのペットボトルのお茶とか、紙パックの80円牛乳とか、3個で百円のプリンとかコーヒーゼリーとかを袋につめていれておくわけである。皆でわけあう?貧乏院生なのに何故ロビンがそんな贅沢な施しをしなくてはいかんのだ。
 さて、ロビンがのんびりと院生室で宿題をしていると、前回エアコンを勝手に消した男が言った。
「ロビンさん、これ賞味期限切れてるから早く片付けてね」
「あー、じゃそのうち片付けます(切れてたか、まあ密封してあるし食えるだろ)」
「そのうちじゃなくて、これ皆の冷蔵庫だからできるだけ早く片付けて」
「は?はあ」
 そのときはそれで終わったが、ロビンがふらりと水筒を洗いに行って戻ってくるなりまた言われた。
「皆で使う冷蔵庫だから早く片付けて」
「(一回言えば分かるよ)そのうち片付けますってば」
「だからそうじゃなくて(以下略)」
そのうち片付けるけど今日は食いませんよ?」
「は?」
「は?」
「「………」」
 つまり、この男は賞味期限が切れてるからさっさと捨てろと言いたかったらしい。別に賞味期限が切れてたって食って腹壊すのはロビンなのでこの男にとやかく言われる筋あいはない、というか、よく考えたら「共同の冷蔵庫」でロビンがそれを全面的に使っていて他のものが入る余地がないというなら問題だが、別に全くそんな事はなく(ガラガラ状態)、むしろ他と混ざらないように袋にいれていたのを確認するためとは言え勝手に開けた挙句日付まで見て持ち主にお節介焼くほうが問題な気がする。それともみんなでいっしょに食えるものじゃないと冷蔵庫にいれちゃいけないのか?なんのための冷蔵庫だ。要するに、この冷蔵庫男は自分が院生室の主みたいに思ってて、自分の感覚から外れる物の存在がゆるし難いのだろう。面白いので嫌がらせにさらに放置してそのうち目の前でこれ見よがしに食ってやろうと思うが、その前に勝手になくなっていたら笑える
 かように、ロビンとこの院生室というのは愉快極まる環境であり、変人ウォッチングには最適であるが、そろそろロビンの心の平衡も危うくなりそうで危険である。昨日デート(という名のOBOG訪問)した聖歌隊の先輩にそう言ったら、「そいつらが社会に出てきたら迷惑だから一生閉じ込めとけ」と言われた。ごもっともさまでございます。今、あれほど濃いと思っていた聖歌隊時代のメンツが薄く感じられている。彼らは少なくとも就職したり社会的にまっとうな生活を歩んでいる(一部例外除く)。今これだけ濃い状況を味わっておけば、きっと社会でどんな状況にも耐えられる気がするが、こんな気持ちになることができただけ大学院に入った価値はあるのではないだろうか(自分に言い聞かせている)。
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by robin96 | 2008-07-02 10:21
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